こんにちは、松本忠季です。
突然ですがあなたは、自分の事業やブログなどのキャッチコピーに、「〇〇ならなんでもお任せ」のような文章を採用していないでしょうか。
実はその文章、マーケティング的には、非常にまずい文章になっています。
どのようにまずいのか、詳しく見ていきましょう。
「〇〇のことならなんでもお任せ」は、最も顧客を取りこぼす戦略
自分の事業にこの文章を採用していない人は街中でよく見かける「〇〇の事ならなんでもおまかせ!」みたいな広告を思い出してください。
この文章ですがマーケティングのポジショニング的にいうと、最もまずい位置取りになっています。
自分が狙える顧客すべてにアプローチしようとすると、返って顧客を取りこぼしてしまうからです。
なぜかというと、キャッチコピーが顧客の心に響かないから。
具体的に見ていきましょう。
例えば、もしあなたがDVDプレイヤーを直したいと思っているだったとして、次のA,Bではどちらに直してもらいたいと思うでしょうか。
A「電化製品のことならなんでもおまかせ!」
B「DVDのことならなんでもおまかせ!」
これなら、どちらかといえばBとなるのではないでしょうか。
次にこの2つならどうでしょう。
A「DVDのことならなんでもおまかせ!」
B「DVDの修理、承ります」
これならおそらくBの人に頼みますよね。
そうです。相手が絞っていれば絞っているほど、他の競合に圧倒的に弱くなるのです。
また、インターネット的にみても、この「なんでも」パターンはおすすめできません。
なぜなら、DVDの修理をする人が検索をするときに「DVD なんでも」とは検索しないからです。
このような意味でも、キャッチコピーの文章はある程度絞ることが大切ですね。
本日はキャッチコピーに「なんでも」はだめ、という話でした。
次回は、ポジショニングの理論を使って、どのようにキャッチコピーを作るのか、その方法をご紹介します。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。