こんにちは、松本忠季です。
「仕事がうまくいかない」「人間関係に悩む」ビジネスマンの悩みは、尽きることがありません。
この漠然とした悩みに、どう対処したらいいのでしょうか?
そこで今日は、ビジネスマンが抱えやすい悩みの解決法について、取りまとめたいと思います。
ルール① 法則を知る
「毎日がんばっているのに成果がでない」と悩んでいるビジネスマンがいます。
なぜ成果が出ないのでしょうか?
それは「収穫逓減の法則」が関係しています。
収穫逓減の法則とは、「生産要素を新たに投入していく時、投入1単位の生み出す価値は徐々に小さくなっていく」というものです。
おいしいクッキーがあるとします。
最初の1個目は、もちろんおいしいので価値があります。2個目のクッキーも、確かにおいしいですが、1個目に比べるとやや劣ります。
そして、3個目、4個目となるにつれ、どんどん「価値が薄れていきます」
つまり、がんばっても成果が出ないのは、その枠内で働いている組織や従業員が増えれば増えるほど、「一人当たりの生産性や利益」は下がっていくので、成果がでないのです。
ルール② 理由を知る
「成果を出しているのに出世しない」と悩んでいるビジネスマンがいます。
なぜ、成果を挙げているにも関わらず、出世できないのでしょうか?その理由として、「組織の人事は好悪で決まる」からです。
組織は機械のように、理屈で成り立っているものではありません。その構成要素は、他でもない「人間」です。
人間は理屈ではなく、感情で動くものなので、いくら成績優秀でも組織の決定権者が「気に入らなければ」出世できないのです。
事実、「なぜ、あんな奴が上司なの?」という現象は、どこの職場でも見られるものです。
この事実を踏まえることから始まります。
ルール③ 原因を知る
「部下が思い通りに動かなくて…」と悩んでいるビジネスマンがいます。
どうしたら、部下は動いてくれるのでしょうか?
その答えとして「パスゴール理論」があります。
これは、1971年にロバート・ハウスが提唱したリーダシップの条件のことです。
リーダーが部下に受け入れられるためには、「部下の満足度を高めなければならない」と言います。
つまり、部下に満足できる仕事を与えられれば、部下は自ら動いてくれるのです。
変えるべきは相手ではなく、自分自身だったのです。
ルール④ スキルを知る
「言いたいことが言えなくて…」と悩んでいるビジネスマンがいます。
相手の気持ちを敬う日本人ならでは悩みですが、どうすれば解決できるのでしょうか?
それが「アサーティブ」です。
「アサーティブ」とは、1950年、アメリカで生まれたコミュニケーションスキルの1つで、行動療法が起源です。
直訳すると「自己主張する」ですが、自我を通すとは意味が異なります。
「相手の立場を尊重しつつ、自分の言いたいことを言う」ことを目的とします。
このアサーティブには、
- 「理論立てる」
- 「感情を伝える」
- 「要求を伝える」
の3つのステップがあります。
まず、今の状況を理論立てて説明し、自分はどう思っているかを伝えます。
最後に自分の要求を伝えることで、相手は理解する姿勢が芽生えるのです。
「相手の立場や感情を汲み取るベース」があり、この3つのステップを踏むことで、相手も自分もストレスを感じないコミュニケーションが図れるのです。
まとめ
ビジネスマンが、陥りがちな問題について解説しました。
ひとつ言えるのは、“知識があるとないと”では、雲泥の差がつくということです。
知識があれば、落とし穴を回避できたり、成果を倍にすることができたりするからです。
みなさんも是非、知識を身につけ、人生をショートカットしてください。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。