こんにちは、松本忠季です。
今日は、これから投資をはじめる方、投資をはじめたばかりの方、資産を少しでも増やしたいけど、どこから始めたらいいのかよく分からない、そんな方に向けた投資方法についてお話していきます。
今回は年5%の投資利回りを目指すために、つみたてNISAとiDeCoを推奨します。
年5%です。それを聞いて、あなたはどう思いますか?多いでしょうか?少ないでしょうか?
今は銀行の預金利率が0,01%の時代なので、預けておくことだけでは、資産は増えていきません。
資産を育てていくために、まず利回り5%を目指すのはどうでしょうか。そして、投資を実践しながら見えてくる世界を、ぜひ楽しんでほしいと思います。
今回ご紹介する、つみたてNISAとiDeCoは長期投資が大前提です。
つまり、時間に投資をすることで、短期市場の流行や一時の感情に引っ張られることが少なく、どんなときでもコツコツ継続して、ゆっくりと資産を育てていく方法です。
そのためには、投資を続ける習慣を身につけることと、なるべく、ほったらかしにできる投資方法を選ぶべきです。
習慣づけのために、毎月の銀行自動引き落としをして、投資をはじめることをオススメします。運用成績を見直すのは年に数回。そして、あくまでも生活の余剰資金で行うべきです。
それでは、つみたてNISAとiDeCo、今回はこの2つの制度について解説していきます。
つみたてNISAで投資をはじめよう
まずはじめにご紹介するのが、つみたてNISAです。
つみたてNISAとは2018年1月からはじまった少額投資非課税制度(年間40万)のことで、金融庁が先導した、長期・つみたて・分散投資を支援する制度のことです。
こちらは投資信託のみ購入できます。これまでの一般NISA(年間120万、運用期間5年)は税制優遇を受けられる期間が5年と短いため、景気動向の影響を受けやすく、投資家への反応はイマイチでした。
その一方、つみたてNISAは20歳以上であれば制限もなく、最長20年の非課税期間(途中で売買も出来る)があるのです。つまり、長期での非課税投資が可能となった画期的な制度といえます。
iDeCo(確定拠出年金)を活用しよう
つぎにご紹介するのが、iDeCo(個人型確定拠出年金)です。
iDeCoとは、厚生労働省が先導した、掛け金を自分自身で運用しながら積み立てて、原則60歳以降に受け取れる私的年金制度(途中解約はできない)のことで、掛け金や運用益などが非課税になるという特徴があります。2017年1月から加入対象者が会社員や専業主婦、公務員にまで広がり、国民年金や厚生年金と組み合わせることで、老後のための資金作りができる制度のことです。こちらも、つみたてNISA同様に投資信託のみ購入できます。
そもそも投資信託ってなに?
投資信託(ファンド)とは、投資家から集めた資金をつかって、株式や債券などに投資・運用し、投資額によって投資家へと分配される金融商品のことです。
その運用者のことをファンドマネージャーと呼びます。つみたてNISAやiDeCoの他に、国民年金も、このファンドマネージャーが運用しているのです。では、実際に運用している証券会社はどこを選べばいいのかというと、管理手数料が0円のネット証券が断然有利です。そのなかでも、2大ネット証券のSBI証券、楽天証券は商品数も豊富なので、どちらかを選ぶようにしましょう。
インデックスファンド?アクティブファンド?
投資信託にはいろんなタイプの商品がありますが、大きく分けて、インデックスファンドとアクティブファンドの2つのタイプにわかれます。
・インデックスファンドとは、市場価格(ベンチマーク)に連動する形で設計された投資のことを指します。株式の売買はほとんど行われません。
・アクティブファンドとは、投資のプロが株式の短期売買を頻繁に行い、市場全体(ベンチマーク)を上回ることを目指した投資のことを指します。
そして、ここではインデックス投資をオススメします。なぜなら、アクティブの8割以上が、インデックスに勝てていないからです。これはどういうことかというと、プロにお任せするよりも、素人が市場全体に分散投資をする方が成績が良いということです。ぜひ、インデックス投資からはじめましょう。
資産形成のためにもリスク分散しよう
資産形成をしたくても、投資経験がないために躊躇してしまいがちな投資ですが、つみたてNISAやiDeCoを使えば、毎月積立をすることで、市場の動向に個人の感情が左右されないメリットがあります。
買うタイミングを長期にわたって分散できるので、結果的にリスクを抑えることへつながります。
ぜひ、この2つの魅力的な制度を、ゆっくりと時間をかけて活用し、投資家への第一歩を歩んで欲しいです。今回ご紹介したものは投資の初歩の初歩。ぜひ、投資をもっと身近なものと感じていただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。